|
トロ・ロッソ STR4(''Toro Rosso STR4'')はスクーデリア・トロ・ロッソが2009年のF1世界選手権に投入したフォーミュラ1カー。デザイナーはエイドリアン・ニューウェイ。 == 概要 == STR4はレッドブル・テクノロジーで設計され、U字断面のモノコック、プルロッド式リアサスペンション、ディフューザーに連結したリアウィング翼端板といった各部の特徴は、レッドブル・RB5と共通していた。しかし、テクニカルディレクターのジョルジオ・アスカネッリはレッドブル・レーシングとは搭載するエンジンが異なるので、燃料系・冷却系・駆動系などの設計はトロ・ロッソの本拠地ファエンツァで行われたと説明した〔"トロ・ロッソ 「STR4はRB5の色違いではない」 ". F1-Gate.com.(2009年3月9日)2013年8月19日閲覧。〕。実際、RB5に搭載されるルノーエンジンと比べると、STR4のフェラーリエンジンは排熱量が大きく、エンジンカバーの開口部を拡げる必要があった〔"The Ferrari engine is a hothead ". F1 Technical.(2009年7月26日)2013年5月19日閲覧。〕。また、搭載されなかったがフェラーリ製の運動エネルギー回生システム (KERS) を取り入れる設計もされていた〔"ジョルジオ・アスカネッリ Q&A ". F1-Gate.com.(2009年7月17日)2013年5月19日閲覧。〕。 シーズン中にはRB5と同じく、扁平なノーズコーンやダブルディフューザーがアップデートされた。しかし、更新スケジュールは本家レッドブルから数戦遅れとなり、特にダブルディフューザーは全チーム中最後となる第10戦ハンガリーGPまで待たねばならなかった〔"トロロッソ ハンガリーでダブルディフューザーを投入 ". GPUpdate.(2009年6月11日)2013年月日閲覧。〕。 開幕戦ではルイス・ハミルトンの失格によりセバスチャン・ブエミが7位、セバスチャン・ボーデが8位にダブル入賞した(ブエミはF1デビュー戦での入賞)。しかし、その後は予選Q1脱落・決勝ノーポイントという不振が続いた。ハンガリーGPよりボーデが解雇され、リザーブドライバーのハイメ・アルグエルスアリがシートを獲得した。 前年後半戦の好調から一転して、2009年のコンストラクターズランキングは最下位の10位に終わった。アスカネッリはセバスチャン・ベッテルの離脱(レッドブルへの移籍)の影響が予想以上に大きかったことを認めた〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トロ・ロッソ STR4」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|